腹部エコー検査では、ゼリーを塗りプローブを当てながら行います。検査中は、臓器を見やすくするために息を止めたり、体の向きを変えていただくことがあります。検査では、5つの臓器(肝臓・胆のう・膵臓・脾臓・腎臓)を中心に異常がないかを調べます。各臓器の大きさや形、脂肪の蓄積や、腫瘍・石灰化・ポリープの有無、血管の異常や、リンパ節の腫れなどを観察することができます。超音波は空気や骨を苦手としますので、内視鏡やCTなどを使い判断をする必要がある場合もあります。
肝臓は「沈黙の臓器」と言われるように、少々肝臓の働きが悪くなっても、あまり自覚症状がないこと多く、そのために気づいたときには肝臓の働きが悪くなってしまうケースもあります。そこで肝臓の状態を把握することが重要です。
当院の超音波装置では、肝臓の硬さを色や数値で評価することができます。日常検査の延長で計測が可能で、痛みを伴うことなうことはありません。
慢性疾患を定期的に検査することで、肝臓の硬さの状態を把握することができます。